壽 五十年・百年

清風寺〈令和5年7月『今月のことば』〉「壽 五十年・百年」

―御導師法臘五十年、宣子大奥様白寿、御導師ご夫妻金婚式祝賀会―

 去る5月27日(土)、御導師法臘〔ほうろう〕五十年・宣子大奥様白寿・御導師ご夫妻金婚式祝賀会を教講ご一同から、盛大に開いていただきました。私といたしましても、この慶事に心から随喜申しあげると共に、ご一同のお志に感謝の念に堪えません。心より御礼を申しあげる次第です。

 コロナ禍の中にあっても、局長はじめご信者方でお祝いの思いを持ち、開催を願い出ていただいたことが、何よりもありがたいことでした。コロナを鑑みた上で、それでも精一杯のお祝いをさせていただきたいと、日程・人数・清興等ギリギリまで検討をいただきました。そうした苦労をものともしないご一同のお祝いの志で、開催に至っていると考えますと喜びも一入でした。

 当山第五世御住職・日要御導師は昭和四十七年に得度され、本年は五十一年目に当たられます。コロナの影響で一年遅れとなってしまいましたが、大奥様の白寿と、御導師ご夫妻金婚式のお祝いと同時に祝賀会をさせていただくことができました。ちょうど世間でも新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類から5類の感染症へと引き下げられ規制が緩和されるなど、まさに御宝前からのお護りをいただきながらの式典を頂戴することができたのです。

清風寺〈令和5年7月『今月のことば』〉「壽 五十年・百年」

 当日は、教務会から御導師・大奥様・栄子奥様のこれまでを振り返るスライドショーがあり、普段窺うことのできない貴重な一面を拝見することができました。続いて、我らが誇るコーラスグループ「はちす」の皆さんから、プロ顔負けの素晴らしい歌声を聴かせていただきました。最後にはプロではなくボランティアのマンドリンクラブ「マンドリンアンサンブル オリーヴ」の方々が10人ほどでお越しいただき、バイオリンからコントラバスまで多様な楽器で素晴らしい音色を奏でていただきました。皆で一緒に歌える曲も用意され、御導師ご夫妻も大奥様も会場も一つとなり、共に歌を歌い、想定していなかったアンコールの手拍子が響くなど大いに盛りあがりました。

 こうして開催いただいた祝賀会に御導師・大奥様・栄子奥様も大いに喜ばれ、この度の御礼にと清風寺にご有志をなされました。お互いも、今まで規制されてできなかったようなお祝いがさせていただけたことに随喜し、清風寺がコロナ前に盛り返すきっかけとして、大いに精進させていただきましょう。

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