2月終活セミナー「後悔しない葬儀社の選び方」

2月終活セミナーのテーマ「後悔しない葬儀社の選び方」について講演されるみのり会館の尾崎氏
2月終活セミナーのテーマ「後悔しない葬儀社の選び方」について講演されるみのり会館の尾崎氏

 良い葬儀社悪い葬儀社の区別なんてありません。

 もし、悪い葬儀社があるとします。それは、詐欺集団みたいなものです。しかし、良い担当者と、悪い担当者の区別はあるでしょう。遺族のために、親身になってくれる。そんな担当者に出会えれば、良いですね。

 不必要なサービスを勧めてくる。あたかも、それが当たり前の様な言い方をする……残念ながら、そういう担当者は必ずいます。

 例えば、湯灌です。

 病院で看護婦さんが、ご遺体は綺麗にしてくれます。実際は、湯灌は必要ありません。

 しかし、「故人はお風呂が好きだった」「きれい好きだった」「長い入院生活で、お風呂に入る事もままならなかった。最期は、お風呂に入れてあげたい」「綺麗にお化粧もしてあげたい」などなど、そのような希望を遺族が持っているのであれば、湯灌を勧めれば良いと思います。

 しかし、湯灌をするだけで何十万円もお金が掛かります。そこまで、説明してくれる担当者ならば、安心できます。そう言う人を、事前に探しておくことを、お勧めします。

「そんなもん、どうやって探すんや?」

と、私、石橋が尾崎さんに突っ込みました。笑

2月終活セミナーのテーマ「後悔しない葬儀社の選び方」について講演されるみのり会館の尾崎氏
2月終活セミナーのテーマ「後悔しない葬儀社の選び方」について講演されるみのり会館の尾崎氏

 事前に、色んな葬儀社を回ってみる。そして、見積もりを取る事が大事です。

 見積書を見比べると、大体解ります。以前、尾崎さんがサクラになって、葬儀社を回りました。

「他の葬儀社でも、見積もりをお願いしてます」

と言って、それぞれの葬儀社で見積もりを出してもらいました。五社回ったそうです。

 一番安い見積もりが130万円でした。

 一番高い見積もりが350万円でした。

 葬儀社の経費構造なんて、各社で大きく変わりません。それでも、見積もりの金額で、これだけ差が出るんですっ!!

 安ければ良い、と言うわけではありません。見積書を見比べて、遺族の意向に寄り添った担当者を選べば良いことです。

 「そこまで普通の人はできませんで」

 と、再度私が尾崎さんにツッコむ。笑

 葬式で本当に必要なのは、棺桶と霊柩車です。それさえあれば、葬式はできるんです。

 御本尊は、お寺に行けばいつでもお掛けしてある。担当者がどんなことを言っても、必要ない物は突っぱねれば良いんです。

 質問の時間で、前回同様、やっぱり信者さんが一番気になる「お布施」の話になりました。笑

 石橋は言いました。

布施というのは、布施行という仏道修行です。他人に、喜んでもらう。他人に、幸せになってもらう。他人の喜びが、そのまま自分の功徳になるのでしょ?功徳を積むための一番簡単な修行が、布施行です。他人に、物を差し上げる修行です。だから、昔はお葬式の時に道行く人にお餅やお菓子を配ったこともあった。全部功徳になるからです。葬式の時、葬儀社に、代金を払う。これは、代金です。スーパーマーケットで、大根を買う。これと同じです。大根を買っても功徳にはなりません。葬儀社の人や、斎場の係の人に、「心付けです」と言ってお金を渡す。これは、布施行になります。葬式ができたら、お坊さんを呼んで、葬儀を執行してもらえば、故人が喜びます。功徳になります。お布施をさせていただこう。これも、功徳になります。大切なのは、布施をして、功徳を積む事なのです。」
終活セミナー講師の「みのり会館」尾崎さんの話を真剣に聞く参加者たち
終活セミナー講師の「みのり会館」尾崎さんの話を真剣に聞く参加者たち

 これは以前、聞いた話です。

 葬式の会場は、畳でした。参詣者には、座布団を用意します。葬儀社の人が、言いました。

「こちらのお座布団ですと、絹製です。高級感もあり、故人も喜ばれますよ」

 高い方の座布団を、勧められました。一枚、五千円でした。「故人が、喜ばれますよ」と言われた。そんな事を言われたら、断れない。そんな話でしたね。

 お座布団も座り心地など色々あって、参列者に心地よく座っていただきたい……なども考えられますが、実際座布団にはそんなに大きな差はありません。座布団に行き過ぎたお金を払えば、それは代金です。代金に、故人が喜ぶことはありません。故人が喜ぶのは、遺族が功徳の積める人になる。他人の喜びのために、振る舞う。それが、故人が喜ぶ事でしょ。故人の喜びは、随喜の喜びです。座布団のお金は、過分の金額はその分お布施をさせていただけば、良かったんです。

 しかし、ご信者にはお教務を外護するという使命もあります。お布施をするときに、これで十分な外護になっているか? そういうことは、考えるべきでしょう。

 何度も言いますが、お教務が信者さんから無理矢理お金をむしり取ることはありません。

「本当に、お金がないんです」

 こう言う方の葬式なんて、いくらでもした事があります。お布施もほぼナシで、立派にお葬式をしたことなんて何度でもあります。安心して払える金額を、用意させてもらえば良いのです。

「もっと明瞭会計にしてくれ」

という意見もあります。そしたら、お布施の定価が払えない人は葬式ができなくなるでしょ? 

 終活セミナーでは、テーマを募集してます。どんな話を聞きたいか。要望を寄せてください。また、講師も募集してます。面白い話ができる人ならば、立候補でも、推薦でも良いので、教えてください。ただし、講演料はありません。

次回は
3月19日(日)11時半
からです。

テーマは
「老後一人暮らしの注意点」
です。

 6連合の決起大会の記念企画としてします。しかし、誰でも参加してください。

 講師には「エイジスライフ」という会社の方を呼びます。老後の身元保証をする会社です。老後の安心のために、色んなサービスを提供するらしいです。老後の不安をぶつけて、多様なサービスを開発してもらいましょう。

「終活セミナー」へのお申込み・お問合せはこちらからどうぞ!

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