私たちは皆つながって生きている

私達生きとし生けるものは皆、蜘蛛の巣のように互いに繋がり、影響し合って生きている
私達生きとし生けるものは皆、蜘蛛の巣のように互いに繋がり、影響し合って生きている

生きとし生けるもの(私達自身)は皆、一つの宇宙として繋がって生きている

 仏様ご自身が「これが唯一真実の教えである」と仰った「法華経」の教え。その中では「生きとし生けるもの(私達自身)は皆一つの宇宙として、繋がっている」と説かれます。

 どういう意味?と言いたくなりますが、平面の二次元の世界で譬えますと、蜘蛛の巣のように、無数の糸が交差し合っていて、その交差する部分の点が私達一人一人だと言えます。皆、隣近所の人や犬ちゃん猫ちゃん、そして遠く離れた全く知らない人たちとも、さらには他の惑星に住んでいるであろう宇宙人?とも、繋がっているのです。そして一つの大きな蜘蛛の巣(宇宙)を形成しているのです。

 次に立体の三次元の世界で譬えますと、人間の体を「一つの宇宙」、体内の臓器を「各惑星」、各臓器を顕微鏡で拡大して、その最小単位となる各細胞が、その惑星に住む「生き物一人一人」だと考えられます。癌というのは一つの細胞が異変を起こし、隣近所の細胞を蝕んでいき、それが広がって一つの臓器をダメにします。そこからリンパや血管を通じて体内の他の部分へと転移していく……地球という惑星だけで考えると、その中に住む生き物の最小単位である私達自身が、隣近所の人たち(生き物たち)を傷つけては不幸にし、それが悲しみや争いを生んでいき、一つの社会、一つの国家同士への争いへと発展していく……最終的には戦争、環境汚染などが地球全体をダメにし、私達自身をその影響をうける……このような関係性の上に、私達は互いに生きており、一つの宇宙を形成していると言うのです。

自分が「思ったこと、言ったこと、やったこと」が宇宙全体に影響を及ぼし、最後は自分に返ってくる

 つまり、皆繋がっているゆえ、私達が日頃から発する言葉、取る行動が、目の前の人(生き物)だけでとどまらず、宇宙全体にまで影響を及ぼしているということです。先ほどの二次元の蜘蛛の巣の譬えで考えると、私達が発した言葉、取った行動が、まず糸で繋がった隣近所の点に位置する生き物たちを悲しませ、あるいは喜ばせ、その点はさらに他の無数の点と繋がっているので、私達の一つの言葉・行動は果てしなく無数の点(生きもの)に影響を及ぼすことが分かります。全ての点は繋がっているわけですから、その影響は必ず自分にも返ってきます。

 三次元の譬えでいうと、一つの細胞が元気であれば、周りの細胞にも良い影響を及ぼし、さらには一つの臓器を活性化させ、身体全体を健康にしていきます。私達各自が常日頃から人を喜ばし、思いやりのある言動を発していれば、周りの人に良い影響を及ぼし、それがいずれ一つの社会、一つの国を良くしていき、地球全体を平和な世界へと変えていくのです。

 しかも驚くべきことは、私達がふと一瞬、心の中で思ったことも、同じく影響を及ぼすということです。人間の五感では感知できていないだけで、誰にも知られていないと思っているその”一瞬の思い”も、実は周りに影響を与えているのです。例えば、心で思っていることが私達の表情や言葉に表れ、それを周りが察知するように、実は心の思いは隠すことができないんですね。自分は「バレていない」と思っていても、やはりバレているんです。笑

ならば、同じ心、同じ口、同じ身体を使うにしても、できるだけ良い思い、良い言葉、良い行動を

 皆つながっていて、自分が発した思い・言葉・行動が最後自分に影響を及ぼすのであれば、やはりできるだけ良いことを思い、良い言葉を発し、良い行動を取るべきです。そのほうが周りも、自分も喜び、得をするわけですから。
 さらには、誰かに悪口を言われても、悪さをされても、自分からは悪口を言わない、悪さをしない。「やられたらやり返す」では、負の影響が増していくだけです。これが分かれば、自分を境目に負の連鎖を止めることができます。

 どうせ同じ心、口、身体から何かを発するのであれば、誰かを喜ばすものであるべきです。その方が、相手も、全体も、そして最後自分も、幸せにすることができるのですから。

 これが「人として正しい生き方なんですよ」と、仏様は法華経を通じて私達に教えてくださっているのですね。ありがたいですね〜。

世の人にそしらるゝともそれはよし われ人をだにそしらざらまし

佛立開導日扇聖人 御教歌

(世の中の人に謗〔そし〕られても、それはそれでよい。私は人を決して謗らないだろうに。)

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