命さえあれば、また挑戦できる

 長く女性の人権が抑圧されてきたパキスタンに生まれ、2014年に17歳でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさん。

 女子学校を経営していた父親の影響もあり、彼女は幼い頃から女性の教育の重要性を認識していた。

 2008年に武装勢力タリバンが国内の行政を掌握し恐怖政治を開始すると、女子教育を禁止するなどの厳しい統制を実行。当時11歳だったマララさんはその惨状をブログで世界に発信し始め、次第に公の場でも女性の権利や教育の重要性を語るようになった。

 15歳だった2012年、彼女はスクールバスで帰宅する途中にタリバンに銃撃され、頭と首に2発の銃弾を浴びた。

 奇跡的に回復したマララさんは、今も尚「マララ基金」を通じて世界中の女子教育の推進や人権擁護活動を続け、人々に希望を与えている。

 彼女ほどの劣悪な環境で、命がけのご弘通ご奉公をした経験がお互いにはあるだろうか。

 些細な不幸が続こうが、命さえあればやり直せる。

 彼女を見習って、新しい年に新しいご弘通の挑戦をしよう。

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