御住職は大分・松薫寺へご巡教に

随行・上温湯淳教 記

 御住職は、例年、清風寺の門末寺院(清風寺から分寺独立した寺院)の御会式を地区ごとに数ヵ寺ずつ勤められます。去る、10月17日(日)は、大分・松薫寺の高祖会(高祖日蓮大菩薩御会式)を奉修されました。今回は、その様子をご紹介いたします。

 御会式前日の16日(土)、御住職は午前中のご奉公を終え、お寺に戻られると昼食をとる間もなく着替えを済ませ、すぐにご出発です。ご法宅の御宝前に出発のご挨拶と一路平安、無事ご奉公成就をご祈願され、空港へと向かいます。

 移動の車内では、今回のご奉修に関する最終のご報告と打ち合わせをしますが、その間にも、電話やメール、LINEで次々に連絡や相談が寄せられます。

 そうこうする間に、車は空港へと到着。搭乗手続きを済ませゲートを通った後も、航空機への搭乗時間ギリギリまで電話等への対応は続きます。

 ようやく、機上の人となった御住職。つかの間の静寂とともに、飛行機は、大分空港へと向かいます。

 大分空港には、松薫寺の伊勢御住職はじめ、藤原局長や幹部の方々が迎えに来てくださいました。お迎えの車に乗車し、大分市内に向けて約1時間のドライブです。車内では、コロナ禍における松薫寺のご奉公やご信者の動向、大分の情勢から歴史に至るまで話題は多岐にわたります。新型コロナウイルスの感染拡大により、温泉県と名高い大分県も多大な影響があったことをお聞きしました。一方で、空港や駅前には、緊急事態宣言が解除され人の動きが戻ってきた様子が見られました。

 晩には、感染対策をとった店舗での会食の席をご用意いただきました。松薫寺のご弘通の様子や伊勢御住職のご奉公の進め方などを聞かせていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

 寒冷前線の通過とともに、深夜には雨が降った大分市内でしたが、夜が明けると抜けるような秋晴れで、まさに絶好の御会式日和です。松薫寺に到着すると、松薫寺のご信者総出でのお迎えです。あわせて清風寺からの随伴団参の皆さんにもお迎えいただきました。

清風寺からの随伴団参者とともに

松薫寺では、寺内・堂内は、各種感染対策をしき、座席もソーシャルディスタンスをとり、本堂以外にも2会場を映像でつないでの奉修となりました。

午前10時30分、いよいよ、御会式の奉修開始です。

法要中は、御題目をしっかりとお唱えしながらも、松薫寺の御荘厳やご奉公者の姿に目を配り学びとしようとする清風寺からの団参者もあり、その姿勢に随喜いたしました。

御法門前には、松薫寺のご信者・片岡孝子氏が素晴らしい体験談を発表され、その内容に涙する参詣者もありました。

最後に御住職の御法門を聴聞させていただいて、約1時間半で御会式は無事に終了となりました。

法要後には、ホテルの料理長を勤めるご信者が調理された本格的な和洋折衷のご供養を頂戴し、参詣の御導師方から各地でのコロナ対策や各寺院のご奉公の現状を聞かせていただきました。

その後、帰路につくため駐車場へと向かいますと、ここでもご信者総出でのお見送り、清風寺からの団参者も待っていてくださり、全員にお見送りをいただいて松薫寺をあとに致しました。

今回のご奉公では、コロナ禍にあっても、精いっぱいのご奉公で迎えてくださる当該寺院のお教務・ご信者の信心前の強さを感じると同時に、清風寺からの団参者のご奉公にも随喜させていただきました。

今後も各寺院への随伴団参はあります。是非、ご奉公させていただきましょう。

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