皆さん、ご無沙汰しております。なおこです!
今回は、生駒別院の御講室(ご信者が願主となって営む小規模法要専用の部屋)にあります御戒壇について、お伝えしたいと思います。
この御戒壇、匠の技と、お保ちしてきた人々の思いが詰まった歴史あるものなんです!
この御戒壇の歴史は、昭和の終わり頃、大阪のご信者さんが四国の仏壇屋さんで購入されたことに始まります。匠の技に惚れ込み、展示品レベルと言われるこの御戒壇を選ばれました。
四国からの長旅の末、大阪に到着するも、搬入先はビルの4階!約300kgの御戒壇は、御講師8人の手でも運べず、クレーンを出動して、やっとおまつりすることができたそうです。
その後、ご縁があって、奄美大島の別院に譲られることになりました。直線距離にして約900㎞の大移動です!
そして、ご縁が続き、元の持ち主のいる生駒別院に里帰りしてきて来ました。
何千㎞もの旅をし、たくさんのご信者さんに愛されてきたこの御戒壇、今は穏やかに、しかし匠の情熱はそのままに、別院を見守り続けてくれています。
写真ではどこまで伝わるかわかりませんが、覗き込むとその彫りの美しさにうっとりすること間違いなし!
自由に移動ができるようになったら、ぜひ会いにいらしてください!