一日1%の改善で、一年後に37倍の成果

令和7年11月 池本良説〈仏教のおはなし〉「一日1%の改善で、一年後に37倍の成果」本門佛立宗 清風寺

 何かを成し遂げるうえで最も大切なのは

ひたすら「続けること

だ。

 ダイエットや筋トレ、勉強を勢いで始めても、成果はすぐに見えないゆえ人は簡単にあきらめてしまう。

 最初から結果を急ぎすぎるから無理をし過ぎ、疲れ果て、三日坊主になるのだ。

 ならば

「小さく続ける工夫」が大切

だということが分かる。

 世界的ベストセラー書籍『ATOMIC HABITS(アトミックハビッツ)』は

一日1%の改善を重ねれば、一年後には37倍の成果が表れると

教えている。

 一歩一歩の小さな前進が「複利の効果」によってたった一年で大きな結果を生み出し、やがて自信と力に変わるのだ。

 ご信心も全く同じである。

 御題目の一声一声が、お折伏の一言一言が小さな功徳を生み出し、その積み重ねが現証のご利益の顕現へとつながり、やがて「勤めは苦から楽しみ」に変わっていく。

 信を捨てず、歩みを止めないこと。

 継続の中にこそ、人生の闇を照らす利生が顕れるのである。

 この「小さく続ける」方法以外に、忙しい現代人が菩薩道を成就する道は存在しないのである。

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