簡単に言うとこんなお話
高祖会の当日、駅の階段で足を滑らせる
昨年の清風寺高祖会第一日目、11月19日土曜日にいただいたお護りについてお話させていただきます。
私は高祖会で、ご供養券をお配りするご奉公を仰せつかっておりました。
お寺へお参りさせていただくためJRに乗って、福島駅で降りました。ホームから改札口への階段を降りていたときのことです。階段をあと3、4段残したところで足が滑ってしまったのです。
身体がフワッと浮かぶように無事に着地。お護りいただいたと実感
両手には荷物を持っていましたし、階段の真ん中を降りていたので、手すりにすがりつくこともできません。
「あっ」という間に、一番下まで降りたのですが、その時、身体がフワッと浮いた感じがして、転ぶこともなく着地したのです。
両手に持っていた荷物は全て投げ出していましたが、身体は立ったまま着地したのです。
このことをお寺に着き、皆に話をしたのですが、皆さんから
「それは御宝前にお護りいただいたのよ」
と言っていただきました。
本堂の御宝前に御礼を申しあげ、ご供養券配りのご奉公をさせていただきました。
息子も御会式に遅れてご参詣させていただく予定になっていましたので、ご供養券を配りながら息子が参詣してくるのを待っていました。ところが結局、息子と会うことはできませんでした。
帰宅後、息子に「今日はお参詣できなかったのか」と申しますと、息子は、「何言うとるの。ちゃんとお参りして、お母さんからご供養券受け取ったがな。ボケたんか」と言われてしまいました。
ケガもなく、御会式でのご奉公も無事に終えることができた
息子に言われてから、よくよく思い返してみますと、階段で足を滑らせてから、家に帰るまでの記憶が曖昧で、よく覚えていないのです。
御宝前のお護りをいただいたからこそ、無事にご奉公を終えさせていただき、帰宅できたものと、改めてこのご信心の有り難さを感じさせていただきました。
もしも足を滑らせ、下まで落ちていれば、頭を打っていたかもしれませんし、腕の骨を折っていたかもしれません。
救急車が駆けつけ、多くの人たちにご迷惑をかけて、ご奉公もさせていただくこともできなかったと思います。本当に有り難いお護りをいただきました。
私には3人の息子がありますが、末の子は他家へ養子に出しましたが、長男、次男は2人とも所帯を持ち、仕事も忙しく過ごしていますが、御会式などには必ずお参詣をしてくれています。今後は息子家族が、このご信心を必ず相続させていただけるよう、法灯相続のご奉公に心を尽くさせていただく所存です。