「恩を返す」ということ

チャオ、皆さん!お久しぶりです!

近頃は仕事やアートのことなど、新たな挑戦を続けている日々で、なかなかブログを更新できませんでした。。。ゴメンナサイ。

さて、後ろに写っている女性は私の母です。彼女は86歳、15年以上アルツハイマー病に苦しんでいます。彼女の病状のレベルでは、もはや私を息子として認識することができません。彼女はお金も物も、今や何も持っておらず、周りから一人ぼっちにされ、誰からも忘れ去られてしまっています。

実は私と母は、過去に一度も良い関係を持ったことはありません。

でも、私は彼女を決して見捨てたりはしません。なぜならば、私は日蓮聖人の言葉、

仏教をならはん者の、父母・師匠・国恩をわするべしや

(報恩抄)

(仏教を学ぼうとするものが、どうして父母の恩、師匠の恩、国の恩を忘れることがあるだろうか)

を心に刻み、両親、先生、そして私の国、イタリアに対するご恩を忘れないからです。

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