
仏教には功徳・回向・因果応報・輪廻転生など、目に見えない、あるいはその仕組みが想像もつかないものであるがゆえ信じ難い教えが多い。
その最たるものが「地獄・寂光浄土」の存在だ。
科学が飛躍的に発展し、情報化社会を生きるお互いは、疑問があればすぐにスマホを取り出して多くの情報から答えを探すことができる。
それゆえ「分かったつもり」になりがちで、人智を超えた存在を余計に信じようとしない。
科学者たち自身はというと
「科学は世の中の『仕組み』は説明はできても『人生の意味』や『死の向こうに何があるのか』を解明できていない」
と言っており
「科学と宗教は異なる問いに答えるもので、互いを補い合うものである」
と結論づけている。
あのiPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズ氏も、晩年には東洋の思想・宗教に傾倒し「科学では語れない輪廻転生」の考え方を受け入れたほどだ。