オリンピックなどの大舞台で見せるアスリートの偉業は、一体どのようにして成し遂げられるのか?
アメリカの社会学者、ダニエル・F・チャンブリスはこの「偉業」について研究を行い、次のように述べている。
「偉業は誰にでも達成可能である。偉業というのは小さなことを一つずつ達成して、それを無数に積み重ねた結果なのだから。その一つ一つのことは、みんなやれば出来ることばかりなのである」
卓越したパフォーマンスの数々は、ただただ日々の積み重ねの結果であり、成功するためには、多くの人が思っているほど大きな才能は必要ないということだ。
御題目を唱えるという行は、一見単純なことの繰り返しで退屈に思われるかもしれない。
しかしお看経〔かんきん〕というのは、単なる口唱の繰り返しではなく「積功累徳〔しゃっくるいとく〕」といって、功徳を積み累ねていく行いなのだ。
功徳を積み累ねていくからこそ、ある日人間業〔わざ〕では考えられない妙不可思議なご利益が顕れるのである。
ご利益という名の、我が脳裏に一生焼き付く感動的な体験を得るためには、功徳の積み累〔かさ〕ねが何より大切なのである。