本門佛立宗系統図

ブッダ[釈尊]

法華経本門で明らかにされたように、はるか無限の過去に悟りを開かれた真実の仏である久遠実成のみ仏が、この世(インド)に現れたお姿です。ブッダは、在世時代に多くの人々の救済に当たりましたが、この世からお姿をかくされることになると、未来の人々のために悟りの法である妙法(御題目)を示されました。そして、久遠以来のお弟子であった上行菩薩に御題目を授け、未来の衆生の救済を託されたのです。

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日蓮聖人(1222〜1282年)

上行菩薩が妙法を弘めるために、私たちと同じ人間として御生誕されたのが日蓮聖人です。鎌倉時代にお生まれになった聖人は、ブッダが最後に説かれた法華経こそが真実経であり、その中の本門八品が教えの真髄であることをお弘めになりました。鎌倉幕府によって捕らえられ佐渡へ流罪になるなど数多くの迫害を受けられましたが、当時乱立していた多くの仏教宗派に対して、上行菩薩所伝の御題目の信心こそが真実の教えであることを精力的に訴え、他宗を弘通折伏して御題目を弘められました。本門佛立宗が「高祖」とお呼びしているお方です。

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日隆聖人(1385〜1464年)

日蓮聖人がお亡くなりになられた後、第二の偉大な指導者として室町時代にお生まれになられました。ブッダの真実の教えに帰って仏教の一大改革をされた日蓮聖人が入滅されるとまもなく、その門下には日蓮聖人の教えから離れて誤った教えを説くものが出てきました。その誤りを正し、日蓮聖人の本当の教えを明らかにするために膨大な著述によって教義の解説をされたばかりでなく、各地の現証御利益によってめざましい弘通をされて、多くの寺院を建立されました。本門佛立宗が「門祖」とお呼びしているお方です。

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日扇聖人(1817〜1890年)

近代のもっともすぐれた宗教改革者で、尊称を「開導聖人」といい、本門佛立宗の直接の開祖とされるお方です。日隆聖人の教えによって誤りを正したものの、その後宗門は徳川幕府の巧妙な宗教政策によって他の仏教諸派と同様骨抜きにされ、民衆の幸福よりも寺院経営に力を入れ始めました。このような宗門を改革し1857年に「本門佛立講」という弘通の新しい組織を開いて今日の本門佛立宗の基礎を築かれました。教義の研究をして濁った教えを元に戻し、さまざまな法難を乗り越えられて、一般民衆の間に分かりやすく教えを説かれました。

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