簡単に言うとこんなお話
父が肺炎を発症し入院。見舞いに行くとその場で転院を言い渡され救急車で移動
私は、代々ご信心をしている家庭に生まれ、私で四代目になります。今回は、私の父である岡本誠二がいただいたご利益ついて、お話しさせていただきます。
父は一昨年の12月中旬、肺炎を発症しました。医師からは入院を勧められていましたが、頑なにそれを断り、1日2回の通院、自宅療養をしていました。昨年の1月中旬には病院で検査の結果、肺炎の炎症数値が下がっていると医師から言われたそうです。家族一同、そのことを聞いて安心はしましたが、同時に無理をしないよう提言していました。
そんな中、3月中旬、「熱が下がらず身体もだるくてしんどい」と父が母に言うので、かかりつけの病院へ入院することを勧め、本人は渋々ではありましたが、入院することになりました。母は、私と妹に、「○○号室に入院してる」というメモを残してくれていました。
父が入院した翌日、母は朝からパートに出勤、妹は大学へ通学。家の中で一人になっていた私は、父の様子を見に行こうと病院へ行きました。病院の受付で、「岡本誠二の面会を」と伝えると、少し待つように言われました。その時の私は、「ああ、父の症状よっぽど悪いんやなぁ」と思いました。すると、入院担当の方から転院の話をされました。母からはそんな話は全く聞いていないと内心パニックに陥りましたが、否応無しに転院に必要な書類を渡されました。そして、数分後には救急車が到着。父と私は、新たな入院先である病院へ運ばれました。
「ウイルス性紅皮症」も発症しており、すぐにお寺への祈願参詣を始める。すると即座に早期回復のご利益をいただく
父は、ウイルス性紅皮症(こうひしょう)という病に侵され、全身の皮膚がめくれ、ただれているような状態で、意識ももうろうとしているようでした。そんな事とはつゆ知らず、身一つで見舞いに行ったので、どうしようかと焦りました。母の勤務先に電話をし、父が転院したことを伝えました。母は、転院先へ入院手続きに必要なものを持って来てくれました。
父の入院をお寺の担当の御講師(おこうし=教務)に報告すると、
「当病平癒のご祈願をすぐにさせていただきなさい」
と言われ、すぐさま母と私の二人でお寺へ祈願参詣に励ませていただきました。
すると、どうでしょう!祈願参詣初日に父は食事も摂れ、トイレにも行けるようになり、担当の皮膚科部長の医師もびっくりするほど回復したのです。わずか5日間でリハビリの先生には「もう、リハビリは必要ありません」と言われました。当初は4週間の入院予定が2週間で退院することができ、父はすぐにお寺のご奉公に復帰することができたのです。
お寺参詣で父も自分もご利益をいただき、あらためてその大切さを知る
このご利益で、家族の絆はより深まりました。そして、改めてお寺へ祈願参詣することの大切さを知ることができました。私自身も、今年の寒修行参詣に励む中、無事に就職が決まるご利益をいただくことができました。「いつでも御宝前様は私たちをお護りくださっている」、この大きな安心の上に日々を過ごすことができていることを、大変ありがたく思います。これからも、家族一同でお寺参詣に励ませていただきたいと思います。