母のご利益を通じてご信心に感謝

澤村 美代子 さん(仮名)

 私は、令和元年10月1日から、母と一緒に清風寺にお参りするようになりました。きっかけは、子供が通う中学校のPTAで清風寺のご信者さんと知り合い、父が亡くなったことや、今抱えている悩み事に関して親身に相談に乗っていただいたことでした。

 数日後、その方は清風寺のお教務さまと一緒に自宅に来てくださり、ご信心についていろいろとお話をしてくださると、私はその場で清風寺でご信心をさせていただきたいと思いました。お参りするようになってからもまだ悩み事は色々ありましたが、悩むたびにお教務さまとご信者さんが自宅を訪れては、御宝前で一緒に御題目を唱えて下さいました。一緒に御題目を唱えていると不思議と安心感に包まれ、気持ちがとても楽になっていきました。また、お寺の御講にお参りしてお教務さまの御法門を聴聞するたびに、自身のいたらない点に気付かせていただき、とても有り難い限りでした。

 清風寺でのご信心のお陰で、様々な困難を乗り越えながらも令和3年を迎え、母と娘とお正月を過ごしていた1月3日、母が突然脳出血を起こし入院となりました。母は87歳の高齢で、脳の血栓が無くなるのに3ヶ月はかかるとの診断でした。何でこんな事にと思いましたが、コロナ患者が日に日に多くなり、もう少し遅ければ優先順位から母の年齢は受け入れが難しかったと思うと、入院できたこと自体が大きなご利益だと思えました。その上、不思議なことに、一週間もしないうちに脳の血栓がほぼ無くなり、医師も驚きを隠せず、これもご利益だと感得いたしました。

 入院中の母は食べる気力が起こらず、病院の転院先もなかなか決まらず不安に思っていた時、担当のお教務さまとご信者方が、お寺の本堂で1週間のお助行(誰かの特別な祈願の為に皆で御題目をお唱えし祈ること)をしてくださることになりました。世の中は2度目の緊急事態宣言中にも関わらず、連日多くのご信者さんが母のためにご祈願してくださいました。

 するとお助行を開始して2日目に、受け入れは難しいと言われていた病院、それも数年前まで通院していた自宅近くの療養型の病院から急遽「明日にでも受け入れできます」との連絡があったのです!不思議な展開にケースワーカーの方から「何か動かれましたか?」と尋ねられるほどでした。毎日のお助行のお陰をいただき、今までの苦しさが嘘のように一変して事が運んでいきました。

 母の食べる気力については、ずっと鼻から栄養を取り続けると将来は胃瘻〔いろう〕になると言われ、さすがに困りましたが、その話の2日後に母が自ら食べてみたいと言い出し、順調に三食八割方食べられるようになり、驚きと嬉しさで涙がでました。仏様のお計らいに感謝です。

 ご信心を始めてから今日に至るまで色々ありましたが、事あるごとに御題目をお唱えし、おすがりさせていただくことで、間違いなく御宝前様がご利益をくださっていると実感しております。

 私にできることは「南無妙法蓮華経」と感謝の気持ちをもってお唱えすることです。今後も、お教務さまやご信者方から色々と教えていただきながら、清風寺にお参りさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

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