京都が生んだ世界に誇る電子製品用総合部品メーカー「京セラ」の創業者である故・稲盛和夫氏は、商売繁盛の秘訣を次の様に語っていた。
「私は商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだと思います。『誠実さ』は『信頼』を生み、『信頼』はやがて『尊敬』を生みます。ここまで行けば、自然とお客様を敬服させることができるのです」
この言葉は、ご弘通を担うお互い佛立信者の心構えに大きく通ずるところがある。
日常生活の中で、誠実な言動を続けることで周りの人々から信頼されるようになり、さらに御法門で学んだ「人としての正しい所作振る舞い」を見せ続けることによって、やがて尊敬の眼差しで見られるようになる。
「こんな立派な人がお勧めするのだから、本門佛立宗のご信心はきっと素晴らしいのだろう」
と、多くを語らなくとも他の人に興味を抱かせることができるはずだ。
お教化の道は、自己の人格錬磨から切り開かれていく。
新年を迎え、新たな自分を築き上げる良いスタートを切ろう。