簡単に言うとこんなお話
日蓮聖人や良説師の亡くなった家族がお腹の子供を守ってくれ、見つけたクリニックでも至れり尽くせりで初めての出産でも安心できた
昨年、長女の出産において、私は様々な御利益をいただくことができ、大きな喜びと驚きを経験させていただきました。
私のお腹の中に娘の命が宿ったのが、ちょうど夫の池本良説師の誕生日でした。これは仏様からの大きな誕生日プレゼントだと、二人で喜んでいたのを覚えています。さらには妊娠直後から、夢の中にお祖師様(日蓮聖人)と、良説師の亡くなった恵美子おばあちゃん、お姉ちゃんの愛子ちゃん、そして妹の櫻子(さくらこ)ちゃんが出てきては「私たちがその子を守ってあげるからね」と、いつも支え続けてくれたことがとても心強かったです。
西宮市内で産婦人科のクリニックを探すにあたり、自分たちで一番良いと判断したクリニックの院長先生の奥様は、偶然にも私たちの結婚保証人になってくださった、西宮・廣宣寺のご信者の姪っ子さんだったのです。後から知らされた私たちは大変驚きました。すぐにそのクリニックに通うことを決めたのですが、その院長先生の奥様がいつも私たちのことを心配してくださり、マタニティライフの送り方から出産・育児のための買い物についてまで、至れり尽くせりアドバイスをくださいました。さらにそのクリニックは大変人気で混み合うことが多いのですが、旦那様の院長先生が融通を利かせてくださり、通常の診察時間以外に診てくださることもありました。
出産予定日が遅れたおかげで、夫の良説師も義理のお母さんも出産に立ち会うことができた
出産予定日に関しても、その前後は良説師のご奉公のスケジュールが特に忙しく、また倉敷のお母様もハワイ団参が重っていて、皆で「遅れてくれれば助かるね」と話しをしていました。予定日が来ても子供はまだお腹のなかでプカプカ浮いている状態で、日がどんどん経っていくので先生も心配して「難産になる前に、ゆっくり陣痛誘発の点滴を打ったほうが良いかもしれません。しかしカタジーナさんのお腹の状況からすると、薬が効く可能性は少ないでしょう。とにかく3日ほどかけてゆっくり薬を投与して、効かないようであれば、帝王切開に切り替えましょう。○○日から薬を打ちますので、その前日の夜から入院してください」と提案してくださいました。
すると、なんと入院直前の検査の時、子供が下りてきてくれたのでした!先生も「これならば自然分娩でいけそうですね」と仰ってくださり、予定通り、入院翌日の朝6時から少しずつ点滴を始めることになりました。するとまた御利益です。点滴を初めて一時間後にはすぐに陣痛が始まり、なんとこの日に生まれるとのこと!予定日が遅れてくれたおかげで、良説師もこの日は予定が空いており、ハワイ団参をキャンセルして妙照寺で待機してくれていた倉敷のお義母さんも、この日は妙照寺の皆さんがハワイ団参から帰って来た直後で、すぐに駆けつけてくれました。出産には二人がずっと付き添ってくれることになり、とても安心しました。
大勢のクリニックのスタッフが見守るなか、痛みも少ない安産で出産を終えた
当日、院長先生は東京出張だったのですが、夕方の5時に新幹線を早めて帰ってきてくださり、分娩室に現れるやいなや「さあ、お母さん、ここで一番の力を入れて赤ちゃんを出してあげてください。せーのっ!」と言うと、すぐに子供を引き出してくださいました。お坊さんの旦那さんと外国人の奥さん、この組み合わせが珍しかったのか、私の分娩室ではたくさんの助産師さんたちがお手伝いくださり、みんないっしょにかけ声をかけてくださる中、無事に娘は生まれたのでした。
この日、両隣の部屋では同時に分娩が行われていたのですが、両方のお母さんはもの凄く大きな声を出して痛そうに叫んでいらっしゃったので、それに比べたら私の陣痛・出産は大変静かなものでした。それに自分でも驚いたのが、出産直後に「絶対二人目も欲しい!」と皆の前で叫んでしまうほど、自分の身体がとても元気だったことです。普通、出産直後は「二度と子供は産みたくない」と思うほど痛く辛いものらしいですが、私はありがたいことに、喜びが大きく勝る出産でした。さらに嬉しいのは、私は初めての出産だったにも関わらず、最初からお乳がスムーズに出てくれて、お乳のみで娘を育てることが出来たことでした。
これほどまでに様々な御利益を頂くことができ、あまりにもスムーズに事が進んだ初めての出産。あらためて本門佛立宗のご信心は素晴らしいなあと、実感させていただいたこの度の出産でした。ありがとうございました!