守っていただけることに感謝

11連合 住吉第2教区5組 所属 松原弘子さん

 私には、教化子で、新西和弘さん、新西千佳さんというご夫婦があります。本日は、新西さんご夫婦を教化した体験談をお話しします。

 その日は、たまたま、仕事を休んだそうです。ご主人の会社から、電話がありました。現場で何か緊急の事故が、起こったみたいです。「現場で足場が、崩落した」私の教化子の新西和弘さんが、つぶやきました。もし、現場に出勤していたら、おそらく自分は埋まっていただろう。奥さんの千佳さんからすれば、ご主人の無事が一番ありがたい。現場の事を思うと、そんなことは口に出すことはでません。けれども、「助かった。助けていただいた」という気持ちが、正直なところでした。ご主人の和弘さんは、建物の解体業の管理職をしています。普段は、現場の安全の為に、解体現場に入ったり、重機の下で働く作業員に、注意を与えたりしています。自分も危険な場所に、出入りします。

 新西さんのマンションの隣に、小さい食堂があります。そこで、私(松原弘子さん)が店を、切り盛りしています。千佳さんが、私の店に通っているうちに、千佳さんと懇意になりました。千佳さんは、私のことを「お母ちゃん。お母ちゃん」呼んでくれます。私も、娘よりも若い千佳さんが、可愛くて「千佳ちゃん。千佳ちゃん」と呼ぶ仲になりました。私は、千佳さんに御本尊をお持ちするように、勧めました。「懐中御本尊は、御守りみたいに、肌身離さず持っているんやで」私が、勧めると千佳さんは「私の家は、何も信心してないし。御本尊をいただきます」と、素直に、御本尊をいただかれました。

 「お母ちゃん。旦那が、御本尊を持って仕事に行くねん。あれ、私の御本尊なのに」千佳ちゃんと和弘さんが、ちょっとした言い合いになったそうです。和弘さんに言わせると、御本尊を持っていると、仕事が上手く行く。身体がしんどいときも、すっと楽になるそうです。それで、和弘さんが、千佳さんの御本尊を取り上げて、自分で持って行ってしまう。それに対して、千佳さんが「私の御本尊やで」と、言い返したのだそうです。その矢先の、現場での足場崩落事故です。「ご主人にも、自分の御本尊をお持ちするように、勧めなさい」私は、言い諭しました。そうして、個人御本尊を、いただくことになりました。その後、すぐに、奉安教化になりました。奉安の御本尊は、教区総講に夫婦でお参詣していただいて、御住職から直々に、いただきました。新西さんご夫婦は、毎朝御本尊に夫婦で挨拶をするそうです。ご主人の和弘さんは、個人御本尊をお持ちして、職場に出かけるそうです。今後は、「千佳ちゃん。千佳ちゃん」「お母ちゃん。お母ちゃん」という関係を大切にしながら、育成に務めていきたいと、思います。

 私は、今年で寒参詣皆参五十年、夏期参詣皆参五十年です。今日まで、元気に仕事ができました。子供や孫や、ひ孫にも恵まれました。ご奉公の功徳だと感得しています。私は、今年で、85歳になります。命のある限り、元気でご奉公したいと、願っています。本日は、ご清聴ありがとうございます。

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