清風寺の寺族一同は、毎年12月28日に当宗の本山・宥清寺に御礼参りをさせていただきます。本山の御宝前に、その年のご奉公の報告と無事経過の御礼を申し上げるのです。
令和3年は一年を通じてコロナ禍に見舞われ、満足のいくご奉公をさせていただくことが大変難しい年でした。そんな中でも、清風寺でコロナウィルス感染症の被害がほとんど出なかったことを振り返ると、多大なご守護を頂いたとしかいいようがありません。本当に有り難い限りです。
今年は、まずは御住職と執事の面々が先に本山に入り、当宗の歴代講有が眠られる上墓地へとお参り。清風寺の開基である佛立第二世講有・日聞上人へのご挨拶とご奉公のご報告を行いました。
午前11時半には清風寺寺族全員が宥清寺へ集まり、本堂において御礼とご報告の一座を奉修。皆で盛大に御題目口唱の音声をお供えさせていただきました。宥清寺の本堂はいつお参りしても、心が癒やされます。。。
続いて一同は、講有上人に対して御歳暮のご挨拶とご奉公の報告をさせていただきました。変わらぬご健勝なお姿を拝見し、一同も安心いたしました。
その後、講堂2階にある「法悦殿」へと移動し、佛立第十八世講有・清風寺第三世御住職日地上人の御後室である西村宣子大奥様の97歳のお誕生日のお祝いをさせていただきました。
本来であれば、本山御礼参詣から清風寺へ帰山後、西村御家が別席を設けてくださり、皆で盛大にお祝いさせていただくのですが、今年は大奥様のご体調とコロナの影響を考慮し、慎ましく、若葉会(教務婦人の会)からのプレゼントをお渡するのみのとさせていただきました。
最後に、宥清寺の南に位置し、当宗の開祖・開導日扇聖人のお墓である「佛立聖地」へ徒歩で移動し、ご回向とご奉公の報告をさせていただきました。
来年はコロナ禍も無事に収束し、清風寺のさらなる飛躍の年となることを一同心に願い、現地で解散となりました。