新御講有のご晋山

清風寺〈令和6年8月『今月のことば』〉「新御講有のご晋山」

●遺嘱伝承の儀式

 去る7月2日、本山宥清寺において「遺嘱伝承(いしょくでんしょう)の儀式」が執り行われました。

 私たち信要会からお出ましいただいた佛立第二十六世講有高須日良上人が、8年間のご奉公を無事に成就され、東京・遠妙寺の木村日覚上人が佛立第二十七世講有にご晋山遊ばされました。ここに、無事に遺嘱伝承がなされたことをご披露させていただきます。私たち宗門人は、これから日覚上人のご教導のもと、ご弘通ご奉公に邁進させていただかねばなりません。

 日覚上人は、十八世日地上人が清風寺御住職の時代に、ご勉強のためにと清風寺でご奉公をなされました。また、今は亡き奥様は清風寺のご信者であり、清風寺と非常にご縁の深い御講有であられます。私たち清風寺教講にとりまして、まことにありがたく、随喜の思いでお仕えさせていただく所存です。


●社会福祉法人・淳風会理事長に就任

 私はこの度、6月14日付けで「社会福祉法人・淳風会」理事長に就任させていただきました。淳風会は清風寺に隣接する特別養護老人ホーム「淳風おおさか」や、清風寺寝屋川霊園に隣接するケアハウス「グリーンヒル淳風」などを運営する組織です。

 清風寺現新本堂落成と共に開設された淳風おおさかも早二十年を迎えようとしています。私は、当初からお寺とともにある老人ホームとなってくれればとの思いを強く持っていました。清風寺福祉部を中心にボランティア活動を続けてきてくださいました。我々教務も実際に「傾聴ボランティア」という形で淳風おおさかに訪問を続け、一時期はコロナ禍によって訪問が不可能な状態に陥りましたが、それも乗り越え、現在は訪問再開に至っています。

 また、この春から淳風おおさかの食堂にて教務が食事を摂らせていただくようになり、より身近な関係となっていくことができるものと期待しています。

 このような関係を構築する中で、この度淳風会理事長としてのお役目をいただきました。この先の清風寺・淳風会の歩むべき道、そしてよりよい関係を築いて行くにはどのように進めていくべきか、考えを巡らせています。

 私たちは、臨終の夕べを迎えるその時までご奉公と教えられます。この清風寺でご奉公させていただき、同じ敷地内の淳風おおさかにても安心して過ごすことができる。ご信心の中で、素晴らしい一生を送らせていただけるのです。

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