ご利益の恩返しにと、お寺のお役を拝受

井上 昌子 さん

  一昨年(令和元年)の夏期参詣中、車でお寺へ朝参りに向かっている途中のことです。右側から突然飛び出してきた車に衝突されました。私の運転する車は電柱にぶつかって停まりましたが、その衝撃で電柱は折れ、車も大破してしまいました。私はというと、胸が痛くて、救急車を呼んでもらい、病院へ行きましたが、検査の結果は打ち身だけでした。

 後で思えば、その時折れた電柱が倒れていたら私は死んでいたかもしれませんし、ご近所のお宅は停電して大迷惑をかけるところだったでしょう。でも、大きなご利益をいただきましたお陰で、電柱は折れたものの倒れずにすみ、私は朝のお寺参りはもちろんのこと、仕事も休まず、会社にも迷惑をかけることもなくすみました。

 こんな私が、この度、教区長の大役を仰せつかったのです。今までは会計として教区のみなさんのお金を預かるくらいで、その他のご奉公は何もできていない私です。歳も80歳になります。仕事もしています、何度も、何度も、お断りしましたが、その都度御講師からは「お役は御宝前からの賜り物」と助言をいただきました。

 また、同じ連合に所属する他のご信者方からも「なんでもわからないことは聞いてちょうだい」と背中を押されまして、大きなご利益をいただいた御礼と思い、意を決してお役をお受けした次第です。

 お役をいただいた以上は、少しでもお寺に貢献できるよう、一生懸命ご奉公に頑張らなければと思っています。今は御講師の車にのせていただき、教区内のご信者宅の巡回に励んでいます。

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