記・コレイア淳亜
ブラジル滞在5日目の1月11日(土)の早朝は、日扇寺から約230キロ離れているブラジルの根本道場、ブラジル初の佛立寺院・リンス大宣寺(たいせんじ)に車で向いました。
大宣寺の御住職、高崎日現導師とご信者にお出迎えをいただき、お寺の境内を拝見しました。
大宣寺には、茨木日水上人のミュージアム(博物館)があり、日本移民の貴重な書籍や、ブラジル本門佛立宗の初期の写真、日水上人が実際に使われていたお衣や私物、お手紙等が展示されていました。
本堂で御導師にお助行の一座をお勤めいただき、激励をされました。大宣寺はとても綺麗な本堂に開導聖人ご染筆の御本尊が奉安されているお寺です。
お助行の後、大宣寺信徒の手作りのブラジル料理をいただきながらご信者と交流をしました。
大宣寺の殆どのご信者は100キロ以上離れた距離に住んでおり、遠方や、32度の暑さにも関わらず多くのご信者がお参りされ、晴天の中、無事に大宣寺のご奉公を終えさせていただくことができました。
そして、車で約550キロの移動でサンパウロに戻らせていただきました。
ここで一つ有難い出来事がありました。
サンパウロに戻っている最中、高速道路のサービスエリアで休憩中、初対面の方から声をかけられました。
「皆さんは僧侶ですか?」
と尋ねられ、そこで翌日、日教寺の新年初総講の奨引をさせていただくことができました。そして、その方は本当にお参りされました。不思議な有り難い出来事でした。