「成功」を掴むための条件

令和7年5月 池本良説〈仏教のおはなし〉「『成功』を掴むための条件」本門佛立宗 清風寺

 どんな道でも成功を収めるための3つの条件がある。

 1つ目は「勉強する」ことだ。

 お互い佛立信者でいうと、まずは仏門(御法〔ごほう〕の門)をくぐる=御法門〔ごほうもん〕を聴聞し始めることだ。これはある程度熱心な信者であれば問題ないだろう。

 次に「正しく学ぶ」だ。

 御法門を何度も聴聞すると、ご信心は「御題目を唱える」ことが基本で、さらには「自分だけ」ではなく「他の人にも唱えさせる」ことだと分かる。つまりご弘通の菩薩行が正しい修行だということだ。

 お互いは日々御法門を聴聞し口唱に励むが、五体満足にも関わらず、昨日一昨日実際に誰かにこの上行所伝の御題目をお勧めしただろうか?

 実のところ「正しく学んで」おらず、自分に不都合な教えは右から左へ素通りしている証拠だ。

 最後は「すぐ行動し、失敗する」だ。

 すでに述べたとおり、ほとんどの人は臆病で実践できていない。

 ゆえに失敗もしないので、お教化成就のための経験値を積むことができない。

 お互いは、最初のステップである「勉強する(を始める)」で立ち止まっているゆえ、ご弘通が伸びていないのである。

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