ご奉公者・奥山淳正 記
去る11月13日(日)台湾佛立寺において、高祖日蓮大菩薩 御会式、並びに本山初灯明料奉納式を台湾教区長・松本日就導師にご奉修いただきました。
高祖会前日には、朝参詣に引き続いて寺内大清掃として、御本尊のお塵払い、お道具は一つ一つ丁寧にお教務方がお磨きをし、内陣の切れた電球も新しく取り替え、引き出しの隅々までお掃除をさせていただきました。
ご信者方は、寺内と外回りの清掃をされ、綺麗になった寺内を見渡すと清々しい気持ちになりました。
高祖会当日は、YouTube「清風寺チャンネル」にてライブ配信をしながら、台湾在住のご信者24名のお参詣をいただき、御題目の御声が本堂内に響き渡りました。
お看経の後、佛立寺事務局長・王 建文氏よりご自身の体験談を交えての挨拶がありました。
挨拶の一文を紹介いたします。
「今年の6月9日の夜、急性心筋梗塞のため救急搬送され、29分もの間呼吸が停止し、電気ショック8回、アドレナリン5回の投与により呼吸が戻り救われました。幸いなことに、私の母が熱心な本門佛立宗の信者であり、次の世代でもある私もその法灯を守り、家内も救急治療室の外で南無妙法蓮華経の御題目を一心に唱え、娘はラインで日本のお教務方にご祈願をお願いし、台湾の友人も一心不乱に祈願してくださいました。そのお陰で、私はこの度の難関を乗り越え、九死に一生を得ました。皆様には大変感謝しております。これは仏様やお祖師さまが私に引き続きご奉公するようにと導かれたのだと思っております。 今回日本からお教務方が訪台されていますが、私はまだ身体の回復途中で体が衰えており、十分なお給仕ができず、申し訳なく思っています。 私の体がもっと元気に回復しましたら、今度はご信者を連れて、ぜひ日本に行かせていただきたいと思います。」
王局長の挨拶の後、台湾佛立寺信徒の本山初灯明料奉納式に続いて、弘通支援金の奉納式が執行されました。
本来であれば北海道内の(第八宗務支庁)団参を予定していましたが、コロナ禍により中止となりました。しかし、多くのご有志(弘通支援金)を頂戴し、佛立寺に奉納されました。
御法門は、神奈川県大和市・法深寺所属の清水法光師より中国語の御法門を聴聞させていただきました。
御法門終了後、佛立寺の御住職も兼務されている清風寺の御住職よりお礼のご挨拶がありました。
最後に全員で記念撮影をし、3年ぶりの御会式に正直不安もありましたが、喜びと安堵の中、無事に奉修させていただくことができました。
御会式後は、別席にてご供養を頂戴し、翌日の台北・台中合同慰霊祭のため、新幹線にて台中へ向かいました。