御本意に叶うご奉公

清風寺〈令和5年6月『今月のことば』〉「御本意に叶うご奉公」

―講有上人ご唱導の下、日地上人第三十七回御忌法要が無事に執行―

 開導聖人は御指南(現代語訳)の中で次のようにお示しです。

雨が降る御講席にて開導聖人が「明日は必ず晴れる」とご披露をしたところ、翌日は本当に晴天になった。昨日の雨降りと今日の良い天気と入れ替わるとはどういうことか、それは御宝前からのお計らいであり、私たちの普段からのご奉公がみ仏の御本意に叶っている証拠である。だからこれからも御講にしっかりとお参りし、喜んでご弘通のご奉公に励ませていただくべきである。

開化要談 十・日扇全集十三巻二四六頁

 この御指南を頂戴し、今一度、お互いのご奉公を振り返らせていただきましょう。

 去る4月15日・16日の当山門祖会・佛立第十八世講有・当山第三世御住職大僧正日地上人第三十七回御忌法要が無事に終了しました。

 天気予報はしっかりとした雨マークでしたが、門祖会第一日目第一座開始直前から第二座終了まで雨が止み、終了と同時にきつい雨が降ってきました。翌日の第二日目には文句なしの晴天のお計らいをいただきました。

 門祖会終了後には講有上人ご唱導の下、佛立第十八世日地上人第三十七回御忌が厳粛に執り行われました。

 門祖会後も雨天の続く中、4月22日(土)には晴天の中、高祖ご降誕八百年慶讃本山大法要にお参詣をさせていただき、翌週4月29日(祝)には立教開宗報恩口唱会と下種結縁のティッシュ配り、5月4日(祝)には第十八世日地上人第三十七回御忌ご正当の報恩総講会、5月5日(祝)にはこどもおえしき・清風寺薫化会創立百十周年記念法要が、いずれも素晴らしいお天気のお計らいをいただき、御宝前の御経力のお力をまざまざと見せていただく結果となりました。

 冒頭にいただいた御指南の通り、ご一同のご奉公が、み仏の御本意に叶っていた証拠であると、随喜を申しあげる次第です。

 しかしながら、参詣者数がまだコロナ以前とは程遠い結果となって現れました。お教化も未だ成就に至っていません。これは御宝前からいただいた今後の大きな課題であり、私たち清風寺教講にさらに精進せよと背中を押してくださり、お励ましくださっているものと感得させていただいております。

 お互い清風寺教講が参詣奨引に、御講や巡回助行に懸命に励ませていただくことが大切です。

 さあ、これからが踏ん張りどころです。この度の晴天のお計らいに信心増進し、御本意に叶ったご奉公に励ませていただきましょう。

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