記 奥山淳正
去る8月29日(火)の午前中は、台湾在住のご信者宅にお助行に伺いました。
この度のお助行に際し、日本からクリスタルのお天目(お水をお供えする器)を購入され、新しいお天目がお供えされた御宝前で、ご先祖のご回向と、子供の無事養育成長・法灯相続のご祈願をさせていただきました。
その日の夜6時半からは、台北佛立寺において「中元節」のご回向が営まれました。「中元節」とは、もともと道教に由来する年中行事の一つで、日本でいうお盆(盂蘭盆会)にあたります。
この法要に先立って、参詣者一人ひとりが手作りの料理やお店で買われた食品などを持参し、ご回向中お供え物として並べる風習があり、沢山の料理が並べられました。
日要御導師より、台北佛立寺草創以来先亡信徒・物故功労者の諸精霊、並びに、今時大戦 戦(せん)病(びょう)没(ぼつ)一切の精霊、集集(しゆうじゆう)大地震・八八(はちはち)水害犠牲者一切の諸霊魂に対するご回向言上をいただき、御題目をお唱えする中、皆でお焼香をさせていただきました。
法要の後、中国語に長けている宗務本庁弘通局でご奉公されている清水法光師より、日本からインターネットを通じて「ご回向」をテーマに御法門を聴聞させていただきました。
ご回向が終わってからは、お供えをされていた沢山の料理を参詣者全員で美味しく頂戴しました。