記 奥山淳正
8月27日(日)、晴天のお計らいをいただき、午前10時から台北佛立寺において開導会が日要御導師が導師のもと奉修されました。参詣者には、台湾のご信者と、日本から青年会の団参18名の参詣があり、本堂内は御題目の音声が響き渡りました。
一座法要の後、奉修局を代表して佛立寺事務局長 王建文氏よりお礼の挨拶があり、続いて佛立寺の御住職でもある清風寺御住職よりご挨拶をいただきました。
事務局長の王建文氏と奥さんは、今年還暦を迎えられ、サプライズとして日本でお祝いの際に身に着ける赤いちゃんちゃんこを青年会に着せてもらい、御住職より「還暦を迎え、新たな気持ちでご信心に励んでください」と新しいお数珠が贈呈されました。赤いちゃんちゃんこを着る風習は台湾にはないそうで、王局長夫妻は、突然のサプライズに驚きを隠せない様子でしたが、参詣者一同でお祝いをしました。
王局長より、
「夫婦ともに還暦を迎えることができ、本当に有難いです。1年前に急性心筋梗塞のため29分もの間呼吸が停止したにも関わらず呼吸が戻り、その後、日本でも連日ご祈願のお陰で早期回復退院され、今では病気前同様に元気にご奉公させていただけるのは、まさに御宝前のお陰です。今後は、生涯かけてご信心に励みます」
と、お礼と喜びを話されました。
御法門では、日本語と台湾語に翻訳された資料を配布し、日本語の御法門の後、王局長が台湾語で御法門を通訳されました。
法要終了後は、集合写真を撮影し、別席であるご供養場へ移動しました。ご供養席では、交流のためにテーブルごとに青年会と台湾のご信者が混ざって座りましたが、自然と話が弾み、お互いに交流が深まりました。
心もお腹も満たされた団参一行は、中国の現総統・蒋介石を記念して建てられた「国立中正記念堂」の見学と、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の舞台として知られる観光スポット「九份〔きゅうふん〕」の散策へと向かい、二日目の研修会を終えました。
今回の「次世代青年リーダー研修会」では、台湾に滞在中にご信心にまつわる3つの課題が与えら、青年会としてご信心と向き合う大きな切っ掛けとなったようでした。今後の活躍を大いに期待いたします。