お互い凡夫は別名「言い訳の天才」といわれ、なかなか行動を起こさない。御宝前では毎日「願わくは信心改良……」と言上しているのにだ。
世の中の成功者たちの特徴を見ると「改良」は、今この瞬間に断行しなければならないことがよく分かる。
成功者の特徴として、まず何より
「すぐに行動する」
ことが挙げられる。
ゆえにとてつもなく「行動量が多い」のだ。
その分「失敗が多い」が、そこから学ぶ経験値も多い。
だからこそ、何かが上手く行かなくなったら「見切るのが早い」のである。
つまり、自ら間違いに気づきやすくなり、改良・成長のスピードが誰よりも速いのだ。
開導聖人は妙楽大師のお言葉を引用されて
「新帰入の初心の御人を深切におそだて被下候。弘通の道は是が第一肝心に候」
(佛立開導日扇聖人 御指南)
と御指南下されている。
頑なに間違った信心を続けても功徳は積めず、時間の無駄に終わる。