11月13日(月)、秋の深まりを感じる気候の中、団参者一同と共に、台北と台中の「第62回 日本人物故者慰霊法要」に参列いたしました。
台北は、午前9時より第一殯儀館にて、台中では午後2時半より宝覚禅寺にて、11支庁支庁長 安田日好導師に執行いただきました。
この慰霊法要は、昭和36年に中日両政府共同で台湾全土の日本人墓地を調査完了し、全遺骨を蒐(しゆう)集(しゆう)し、地域ごとに三ヵ所の遺骨安置所に全てを納め、第一回目の慰霊祭が挙行されました。この年より本門佛立宗が台湾において日本人墓地並びに遺骨の調査に乗り出した昭和45年まで、日僑協会主催にて台湾の僧侶による慰霊法要が毎年三ヵ所で執行されました。
その後、宗門として慰霊法要を執行できないか進められたところ、日本大使館、領事館はじめ日僑協会のご指導ご協力はもとより、これまで十年に亘り遺骨安置所を管理維持いただき、慰霊祭を執行いただいた台中寶覚禅寺の御住職・林錦東師のご理解・ご配慮のもと、平成45年から(日中との国交締結に伴い台湾との交流が途絶えた昭和47年と、新型コロナウイルス感染拡大による令和2年、3年を除き)現在まで、この慰霊法要をお勤めさせていただいています。
なお、台湾協会より、本年4月に本門佛立宗が50年以上日本人慰霊法要を勤めてきたことへの感謝状を授与いただきました。
台北と台中の慰霊法要が好天のもと無事に終わり、そのまま御住職はじめご奉公者は15日の台湾南部の日本人墓での慰霊法要のため、新幹線で高尾へ向かいました。